2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっとしたミスリードによる衝撃―TARI TARI 5話の坂井和奏の回想シーンから

TARI TARI 5話視聴 音楽と距離を置く少女、坂井和奏の過去の話となった5話。展開自体はよくある話かな、と思うが、ここまで律儀に見続けてきた視聴者にとって、予想だに出来なかった要素はあるんじゃないだろうか。―そう、和奏の母親である、まひるの他界し…

待つ人―青山剛昌短編集『ちょっとまってて』から

最近モンキーターンを読み直していて、改めて思ったのが、主人公波多野をずっと想い続けるヒロイン澄ちゃんの魅力さ。モンキーターンでは当初波多野の恋人という、他の女性キャラとは圧倒的なアドバンテージを保有していたヒロインでありながら、あくまで競…

今期最大の問題アニメ―水島・久米田コンビにおける『じょしらく』の思わぬ化学反応

久米田作品は僕は『かってに改蔵』が大好きでした。しかし『さよなら絶望先生』はどうも序盤の展開が自分に合わずに放り投げてしまいました。アニメもほとんど見てません。なので、久米田作品に本格的に触れるのは随分久しぶりになるのですが、この『じょし…

スペインの優勝から見えた、現代サッカーの流行

EURO2012はサッカーの強豪国が多く参加するせいか、今のサッカーの流行というのが、ちょっと見えた大会でもあったかなあと思います。 スペインがそれを象徴していますけど、現代サッカーのスタイルとして見逃せないのは『ポゼッションサッカー』『代表チーム…

飛び出したり、誘ったり、集ったり、あがいたり

『TARI TARI』2話で完全に化ける。1話の時点でも個人的には面白かったと思うのだけれど、2話で更に評価を上げてきたかなと思う。 音楽の価値観に対して極端に食い違う、和奏と来夏の対比を1話で行い、音楽に関して特別な思い入れを持たない紗羽が間に入る事…

大長編ドラえもんの凄さ

“原体験"としての大長編ドラえもん昨季のアニメが終わったので、この記事に影響されて、ドラえもん映画を見始めた。ドラえもん大長編の魅力として挙げられているひみつ道具の柔軟さという考えには恐れ入った。確かに大長編はドラえもん達が危機的状況に遭う…