理解できないからダメなのか。違うだろうに。

オカルト学院11話の反響が凄いです。そりゃあそうでしょう。こんな展開誰が予想したでしょうか。
元々まともなアニメではないという空気の中で、皆の予想の遥か斜め上を行くこの展開。制作者に拍手を送りたい程です。わかってるね!

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とはいえ、今回の話で、オカルト学院が嫌いになったという人もそれなりに多く、アンチ目的で見ている人以外では今まで楽しんできたはずなのにそれはないんじゃない?と言いたくなる意見が氾濫しているのもまた事実です。

ゾンビにモスマン臨死体験チュパカブラと、どう考えても序盤からまともではないこの作品の方向性に今更というべきか、11話で膝をついてガックリしている人は何なのか。貴方達は最近深夜アニメを見始めたのですか?(そういう人も中にはいるでしょうが、その人達には私は頭をついて謝ります)急展開すぎる?そもそも1クールしかないのに、中々核心に迫ろうとしないエピソードを連発されてる時点で、最後は急展開で押し切るしか、この作品を終わらせる方法はないという方法に気づきませんか?今まで好きだったのに、今回でオカルトにガックリしたという人は、今更感バリバリです。序盤の時点で切ってる人、アニメを見出してまだ日が浅い人の方が利口です。

自身の考察で、確実に無理な展開をアニメでやられたらそこで批判に転じるのでしょうか。考察でオカルト学院を追っかけてきたのなら、最後までそのスタンスで考察し続けるのが、作品に対する礼儀ではないでしょうか。私が最も嫌う『もう理解できないから考えない。よって嫌い』という短絡的な思考は、アニメを見る資格すらないと私は考えます。答えが外れていてもいいから、自分の頭で作品を理解する事もしくはしたつもりになる事、これは重要です。『これは考察うんぬんとか抜きで楽しむ作品だな。考えたら負けだ』このようなケースは思考放棄とも取られますが、作品を理解した上での答えの到達に他ならないでしょう。何が作品のアピールポイントなのかを見抜くのは、制作者からのメッセージとして、視聴者が受け取り、各自理解すべき義務です。この段階では制作者からのメッセージはほとんど発信されているはずです。発信段階で合わないとして脱落した人。これはアリです。誰にでも合う作風と合わない作風がある。しかしこの段階で『今回で一気に駄目になった』と言ってる人は何なのか。

自分の中で納得のいく理由で今回は駄目つーのはアリです。しかし自分の考えの範囲が及ばないという時点で駄目を下すのはよくありません。 否定意見はそれほど簡単に結論できる程、生易しいものではないというのを理解して頂きたく思います。